星読み入門

10天体のそれぞれの意味

星読み入門

星読みを始める時に、まず聞かされるであろうことは

みんながよく知っている12星座占いは、「太陽星座」だけを取り上げていて、人は誰でも10個の星座を持っているんだよ!ということです。(実際には星の数だけ星座を持っています🤭)

月星座や金星星座はややメジャーになってきているように思いますが、((私だけ?

Xにて投稿したものをさらに違った書き方でご紹介いたします。

星を読む

西洋占星術を勉強していると、そのシステムは演劇やドラマに例えられることがあります。
星たちは役者(私)、サイン(星座)は役のキャラクターおよび演出、ハウスは物語の場面に、アスペクトは台本のようなものだと例えられるといったものです……。

つまり、10個の天体は、全て自分の中にある感情や人格だと捉えてください。

金星=喜びの私。火星=怒りの私……と言った具合にです。普段は冷静沈着なのに、恋愛ではあわてん坊になってしまう。

そういった場面場面での「私」を分析することで立体的に人物像を読み解いていくのです。

一番メジャーな12星座占いは「太陽星座」を読んでいます。

ですが、現代の占星術ですと主に10個の天体を読み解くのです。

天体は、太陽星座を除いて、地球から近い順番に説明していくことが多いです。その方が、天体が開発される年齢域が早いので、個人レベルで心当たりがあってとっつきやすいかな。と思っています。

先頭は太陽星座ですが、そちらの順番でご説明をさせていただきます。

天体のそれぞれの意味

★太陽

その人の総合的な行動/成長した姿/社会に向けている顔

『総合的に行動として現れやすい自分』

年齢域:26~35歳

星を読む時には、一番重視します。しかし、年齢域に達していない場合や、配置や他の星との関わり方で自覚しにくい時もあるため、12星座占いが当たらない方も普通にいらっしゃるだろうと思います。

ちなみに、太陽星座が開発されていない人は、太陽星座で生きている人、いわば「やりたいことをのびのびやれていそうな人」を押さえ込んでしまおうとすることがあると言われています。

「SNSで見かけた人やそんなに親しくない人に嫉妬してしまい、尚且つそれを客観的に観測できる人」は、実は太陽星座で生きる準備が出来ている人です。

一歩踏み出せば、あれよあれよという間に進んでいくことも。「太陽星座を生きる」ということは、自分の人生を生きる覚悟をする。ということと同じ意味なのかと思います。

★月🌙

子供の頃の思考/心の奥底の願望/その人の無意識の行動/リラックスしている姿

『素の自分』

年齢域:0~7歳

結婚や相性を見る時には、男性は太陽星座で、女性は月星座で見ることが基本です。

ですが、性別に関係なくリラックスした「おうち時間」は月星座のあなたが顔を出しているはずです。

おまけ。12星座別:月星座を簡単にご紹介🌙

牡羊座負けず嫌い、やりたいタイミングでとにかくやりたい!
牡牛座マイペース。急かされたり価値観を押し付けられたくない
双子座お話好き。楽しいことが大好きでフランク。マルチタスク
蟹 座育てたい願望。お家が大好き!気分屋傾向あり。
獅子座これ!と決めるとやりすぎることも。目立ちたくないときに目立つ。
乙女座誰かの役に立ちたい願望。仕事の予定を詰め込んだりしがち。
天秤座対人関係において理想は高め。他人のことを考えすぎて自分を押さえがち
蠍 座物事に対して深い洞察。警戒心が強く、無意識に壁を作ってしまうことも
射手座世界に対する理想は高め。信頼の元、自由にしてほしい願望
山羊座確実な成果を心のどこかで求めやすい。物事はきちんと整理して考える
水瓶座理想への最短ルートを探しがち。新鮮な面白さを探している。
魚 座愛に対する期待が無意識に大きい。無条件で人に優しくしてしまう。

★水星

情報の集め方/コミュニケーションの癖/思考の癖/言葉の使い方

『知りたい、話したい、学びたい自分』

年齢域:8~15歳

水星星座は、太陽星座と28度以上離れません。宇宙の水星と太陽の軌道の関係上です。

これを星読み的にポジティブに翻訳すると、人は自分自身の統合体と言える太陽から、考え方やコミュニケーションが大きく異なることはない。

自分自身と言葉が、全くの別物になることは誰一人としてないのだ。ということになります。

ホロスコープによっては、一つ隣のサインへ行くことはありますが、隣のサインは仲良しで協力的な星座サインです。

★金星

喜び/楽しみ/美意識の現れ方/魅力の特徴

『楽しんでいる自分』

年齢域:16~24,5歳

思春期の時期に開発される天体です。金星星座を見ることで、どのように「愛される」のか、愛されて嬉しい自分のキャラクターを、星を読むことで知ることが出来ます。

心から美しさを感じることが出来たり、自然と笑顔が湧き出てくる気持ちは「金星的」な私です。

「音楽」などのように気持ちや神経に直接的に影響を及ぼすものや、金星の年齢域である思春期の多感な時期に触れたものは金星星座で楽しんでいることが多いように感じます。

★火星

怒り/チャレンジ/闘争心/欲望

『挑戦的な自分』

年齢域:34〜45歳

太陽星座の次に開発される天体です。この年齢域になると、人生において自分自身が「本当に欲しい」と思っているものが明確になってきます。

自分を生きてきたことにより、明らかになった「欲望」または「譲れないもの」があるからこそ、他者と交渉したり渡り合うことが出来るのです。

火星は、争いや怒りを表すということから敬遠してしまう方もいらっしゃいますが、自分の火星星座の特性を知り、自分自身の欲望を受け入れた方が、グッと生きやすくなることは明白です。

個人天体と社会天体

ここまでで、太陽・月・水星・金星・火星をご紹介してきました。

今までの天体は、特に個人天体と呼ばれています。個人天体は、1年間の間に星座サインを移動する天体なので、同級生の中にも違うサインの人がいます。

つまり、超私事的なことを表しているのです。

しかし、木星と土星は、個人天体よりも動きが遅いので、同い年のほとんどは、同じ星座サインの木星と土星を持つことになります。

※時期によって、同じ年生まれでも、異なる木星星座の人はいます。ですがそれは、人の営みの区切りの中の話で、宇宙では約1年と1ヶ月ほど木星は同じサインに留まります。ちなみに土星は約3年ほど居座ります。

そんな木星と土星のことは社会天体と特別に呼び分けています。

同世代であれば、初対面でも共感されやすい話題ってありますよね。

それらは、個人の生活を離れた社会的な話題のはずです。または、普遍的に思い当たる話題だろうと思います。

大らかな自分で相手に合わせてあげつつ、社会問題や個人ごとではない課題の話をする。

なんだかとっても大人な会話な気がします。

次は、そんな木星と土星についてご紹介をしていきます!

★木星

寛容さ/気兼ねなさ/許し増やしていく部分/幸運を呼ぶポイント

『大らかな自分』

年齢域:45〜57歳

木星を持っているハウスや星座サインで、自分が特に努力しなくても発展したり、上達しやすい部分を表しています。12ハウスに木星がある人は、不思議と助かったり、スプリチュアルなものに素養が高く守られている実感を得やすい。という現れ方をすることも。

★土星

試練/苦手な分野/コンプレックス/乗り越えれば誰よりも上達できるジャンル

『ストイックな自分、苦手なことに向かう自分』

年齢域:57〜70歳

約29年でホロスコープを一周し、長期的な影響を持つと言われています。約29年で土星が、ネイタルチャートの土星の位置に帰ってくることをサターンリターン(土星回帰)と占星術では呼ばれています。

個人的な考え方にはなりますが、土星の年齢域で脂が乗った時期を過ごし、人生の振り返りを行うモードになるのではないでしょうか。

豊かな人生になるように、太陽を開発中の30歳手前に、サターンリターンを迎える。そうすることで、その人の人生にテコ入れが入り、向かうべき問題や自分の人生らしいテーマに進ませてくれている………。

もしも何らかの意図がされて、そういったシステムが成されているのなら、なんて宇宙は優しいのだろう。と感じたりもしちゃいます。……ロマンチストすぎるかもしれませんね😅

トランスサタニアン

土星よりも地球から離れている「天王星」「海王星」「冥王星」の3つの天体を土星以遠の天体としてトランスサタニアン、略してトラサタとよく占星術界隈では呼ばれています。

トラサタの天体は、世代感を表すと言われており、社会の流れや世代的な考え方を表します。

自分自身をリーディングしようとトラサタを見るときは、あまりに個人的な事柄として考えるというよりも、『同世代はこんな考え方(星座)をして、個人的にその考え方がどういった場面(ハウス)で現れやすい』ということを読み取るのに有効です。

例:悟り世代(天王星水瓶座1996~2003年生まれ)と呼ばれた人たちの場合。

バイト先で悟っているような表情をしてしまうのか(6ハウス)

それとも主に恋愛では冷めたような悟ったような感覚になってしまうのか(5ハウス)、

はたまた生きていること全てにそうなのか(8ハウス、または12ハウス)といった感じでリーディングしていきます。

★天王星

革命/世代の特色/発明と進化

『世代的な感覚、革命していく意識』

年齢域:70〜84歳

天王星は、およそ7年をかけて、一つの星座サインを移動します。なので、最長で約7年くらいは生まれた年が離れていても天王星がいるサイン、つまり天王星星座は同じ可能性があります。

天王星そのものを注視しつつ、天王星が他の天体やポイントとどのような関係にあるのかも大切です。

★海王星

夢幻/集合意識/無意識と意識の中間/妄想やまやかし

年齢域:85歳〜死ぬまで

ネイタルチャートにある海王星を観察することで、社会的な流行や何に希望を見出しやすいのか、ということを観察することが出来ます。

これは、あくまで余談的なものですが、海王星が司る象意にアルコールがあります。海王星的な意識というのは、酔っ払ってふわふわとして、前後不覚に後先考えないことなのかもしれません。

★冥王星

死と再生/破壊と再建/変容

死後の世界。

ネイタルチャートで冥王星を読むときには、他の天体とのアスペクトがかなり重要ですが、どこから無尽蔵のエネルギーを受け取ることができるのか。ということを知ることが出来たりもします。

「睡眠は死から借りた行為である。睡眠は生命を維持するために、死から借りるものである。」

ドイツの哲学者シャーペンハウエル

「睡眠は死の前借り」、冥王星=死の意識だと仮定すると、もしかしたら私たちは眠っているときに、冥王星星座を生きているのかもしれません。

最後に

いかがだったでしょうか?

天体の特性を知れば、自分だけでなく、他の誰かのホロスコープを読むこともかなり楽しくなってきます。

何か質問がありましたら、鑑定時にご質問していただいても大丈夫です。

それでは、最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました!

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ANNA.(アンナ)星読みカウンセラー