星を読むとは
世の中には、星占いの文章が溢れかえっています。
しかし、星の解釈はある程度自由です。
同じモノを眺めているのに翻訳の差があることは、受け取り手側に選択の余地を与えてくれるし、星の言葉をふくよかにしてくれます。
自分自身の納得いく言葉で、星を読めるようになった方が星読みは楽しいものです。
そしてそれは、仕組みを把握してしまえば誰でも出来るようになります。
西洋占星術を勉強していると、そのシステムは演劇やドラマに例えられることが、しばしばあります。
星たちは役者(私)、サイン(星座)は役のキャラクターおよび演出、ハウスは物語の場面に、アスペクトは台本のようなものだと例えられるといったものです。
それってどう言うことなのか?
知識をつけることによって、過去に読んだ占いの意味が後からわかった!というようなこともあるかもしれません。
そのきっかけやお手伝いができれば幸いです🙏
ホロスコープを構成するもの
星を読むためには、ホロスコープの仕組みを理解する必要があります。
「知っているかどうかの差」しかありません。
仕組みと要素を、頭の中で関連付けることに少しのコツが必要なだけです。
まずは、その要素だけを抽出したものをご案内いたします。

ホロスコープを構成する要素は、大まかに区分すると「天体」「サイン」「ハウス」の3つです。
さらに、天体同士の角度によって形成される「アスペクト」があります。このアスペクトからホロスコープの様々な要素が、それぞれに影響し合っていることを読み取ることが出来るようになります。
まずは、天体とサインからご紹介していきます。
「天体」と「サイン」

雑な図ですみません😅
①の赤い丸は金星を囲っています。金星マークと同じようなマークが10個ほどホロスコープの中にありますが、これらをまとめて個人10天体と呼びます。
②と矢印が示しているのは「天秤座」のマークです。外側をカラフルに彩っているものを「サイン」と呼びます。
誕生日占いから「私は射手座です。」というと、太陽が射手座サインにいることを表しています。
占星術として②のことを語るときは、星座そのものではなく、空の区域として扱いますので特別に「サイン」と呼び分けるのです。
「ハウス」について

黒丸の③は、ハウスの番号を囲いました。反時計回りに1〜12ハウスが配置されています。
赤色の線画で囲ったものが「ハウス」そのものです。
1~12ハウスごとに意味が割り当てられており、恋愛や仕事について、詳しく読むためには必須のものです。
特に、ハウスの始まりの線を「カスプ」と呼びます。
人によって、ハウスの中に2つのサインが入っていることがよくありますが、あなたの◯ハウスは何座です。と伝える時は、このカスプのサインを伝えることが決まりごとの一つとなっています。
「アスペクト」について

④が表しているものは、「アスペクト」です。
最近は無料でホロスコープを簡単に出すことが出来ますが、傾向として「ソフトアスペクト(協力関係)」を青色の線。「ハードアスペクト(緊張の関係)」を赤色の線で表すことが多いようです。
アスペクトを理解することは、自分の中の人物相関図を把握するようで面白いものです。
例えば、図の場合だと、太陽と月=公の自分と私的な私は一致しているのに、4ハウスの海王星が真反対から押さえつけています。
やりたいことは公私共に一致しているのに、なぜかそれを止めてしまう自分の感覚もある。その感覚の理由や対処方法が他のアスペクトから分かるようになっていきます。
最後に
個人10天体、12星座サイン、12ハウス、そして、アスペクト。
ホロスコープの骨組みとも言えるアングルなど、専門的なことはとても多いのですが、それはまた別の機会にご説明いたします。
星を読みを気軽に楽しめる人が増えますよに。
私も発信ができるよう、努めたいと思います。
それでは、読んでくださって誠にありがとうございました!🙌✨